はがきの書き方について

日本には色んなはがきがあります。このブログでは、はがきを書く時に気をつけるところを、自分の体験を元に書いてみます。

お礼状の書き方

病気の時に、お見舞いなどをもらって、快癒してからお礼状を書くということがあると思います。そうした時は、なるべく早く出すことが大切です。

タイミングを逃してしまうと、せっかくのお礼の気持ちが先様に伝わらないし、遅くなると、「今更お礼状を出してもな~」という気になってしまいますので。

はがきの良いところは、短い文章で出せるということです。手紙の場合は、ある程度長さのある文章でないと格好がつきませんし、大変、などの理由でなかなか気軽にはかけませんが、ハガキであれば気軽に短い文章で用件だけを伝えればOKです。

 

病気見舞いのお礼としては、以下の様な感じで。

○○様

 

拝復 ○○の候 益々ご健勝のこととお慶び申し上げます

さて このたびは私の突然の入院に際してお見舞いにお越しいただいたばかりか多大なお心遣いまで頂戴し深く感謝いたします
おかげさまで病気も治癒いたしました
これからは以前以上に身体に気をつけご心配をかけないように頑張って参ります
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます

 

みたいな感じで簡潔に書けばOKだと思います。
文章の巧緻じゃなくて、お礼の気持ちを伝えることが大事なので、早いタイミングでだすようにしましょう。

 

[pr]喪中はがき

はがきの余白について

はがきは、官製はがきの場合100mm×148mmの定型サイズになりますが、はがきを書いたりデザインをする時に、余白に気をつけたほうがいいと思います。

以前、文章をたくさん書かないといけない時があって、それこそ、はがきのサイズにめいいっぱい文章を入れて印刷したんですが、見た目すごく不恰好になりました。

はがきはスペースが限られているので、余白を取るのは難しいんですが、文章だけの場合は、余白に10mm程度とったほうが、綺麗な見た目になると思います。

そういえば、知り合いのデザイナーが、「デザインで一番むずかしいのは、余白をどう上手く活かすかだ」と言っていましたが、まさにその通りだと思います。

はがきにかかわらず、雑誌なんかでも、良く見てみると、上手に余白を使っているように思います。余白が多すぎるとスカスカになるし、余白が少なすぎるとゴチャゴチャして読みにくくなります。

う~ん、奥が深いや。

はがきには句読点は付けないほうがいいの?

以前、年賀状を書いている時に、「年賀状の文章は、句読点をつけたらダメだよ」と言われたことがあります。

マジで?嘘やん!と思いましたが、調べてみるとどうやら、本当らしい。
というか、それが昔からの慣習になっているようです。

これは何故かというと、自分なりに得た情報では、昔の人は句読点を付けなかっということです。

確かに、ドラマなんかで出てくる昔の文章には、句読点ってないです。それ以前に、昔の文章って、何を書いているのか、全然分からないんですけど。

句読点が使われだしたのって、明治時代になってからのことらしく、正式な文章っていうのは、今でも句読点を付けないのが、当たり前らしいです。

そういえば、表彰状なんかも、句読点がないですよね。

というわけで、年賀状や喪中はがき、暑中見舞いなんかに書く文章は、句読点を付けないそうなんです。

句読点がなければ、読みにくいと思うんですがね~。

目上の人に句読点付きの手紙を送ると、「失礼な!」と怒る人もいるらしいので、要注意ですよ。句読点なしでは、読みにくいだろうと、相手の知性を馬鹿にしているようになるらしいです。

でも、今は横書きも多いし、横書きの時は句読点が有る方が読みやすいと思うんですけどね。

日本語やそれにまつわる慣習・歴史は、なかなか奥深いですわ。